こんにちは~手をたたこぅ♪  こんにちは~足ならそぅ♪ こんにちは~あいさつしよう♪

和田先生の音楽の時間では、じっと黙って座っていることはなく、常に身体を動かしながら、歌いながら、進んでいきます。そう、ミュージカルみたいに。

片足立ちでさまざまなポーズを保つ「フラミンゴ」は子どもたちがノリノリになります。

そして、前後二人で組になり、「こぶしちゃん」では前のお友達の肩を叩いてあげたり、「バスに乗って」では、一緒に左右に揺れ、バランスをとったりしながら楽しく遊びます。

しかも、

楽しいだけではありません。「楽しい」を入り口に、

それぞれのこどもさんの特性に応じて、社会性を身につける。そのためのプログラムを組み合わせて、30分間、音楽の中で身体を動かし、一緒に遊ぶ友達と身体を通じてのコミュニケーションの取り方を学んでいくのです。

指導してくださる和田香先生は、スタジオに入ると「〇〇ちゃんは今日はお休みですか?」と、まずその日に休んでいる子の様子を尋ねられます。他人事ではなく、自分のこととして相手の状態を考える習慣は、先生ご自身の経験から生まれました。現役のビオラ奏者として活躍されている先生が一時腰を痛められリラクゼーションサロンに行かれたとき、オーナー(中途視覚障害の方)ご自身に施術してもらい話すうちに、「たとえ障がいがあっても、なにかしてもらうのを待っているだけではなく、自分には何ができるか、何をもって社会とつながっていけるかという積極的な生き方が必要なのではないか」、と考えるようになり、その窓口をつくりたいと思うようになった、と語っておられます。そして、NPO法人「神戸ライトハウス 事業所ライトハウス キッズアカデミー」の理事長を務めておられます。まさに、有言実行なんですね。

🌸インプットは五感で、

 アウトプットは筋肉で

 なのだそうです。(養老孟司先生説)

筋肉を使って、音楽に合わせて、和田香先生の音楽教室(リトミック)は今日も弾んでいます。